増井一也の退職について
今から3年前、私が還暦を迎えた年に発達障害を持っている息子から「跡は継がない。」と言われました。
ある程度覚悟はしておりましたのでさほどの動揺はありませんでしたが、この先いつまで元気に仕事を続けられるか分からないという心配が残りました。
そこで知り合いに相談したところ、東京の不動産関連の企業を紹介していただきました。
「歴史のある釣り堀の営業は続けます。」とのことでしたので安心し、任せることを決め事業を譲渡いたしました。
その後2年ほど私が釣り堀の経営を任されて釣り場を守ってまいりましたが、令和5年2月に「事業および資産を全売却することになった。釣り堀の営業を終了してください。」と一方的に通知されました。
不本意ではありましたが、これにより令和5年6月に増井養魚場の歴史に一度幕が下ろされました。
その後、昨年4月に現在の熊本株式会社が有限会社増井養魚場の事業を引き継ぐことになり、釣り堀営業を再開することが出来ました。
私にも熊本社長から声がかかり、社員として現場に復帰しました。
しかし、今年になってから体調が優れず、肉体的・気力的な衰えを実感するようになりました。
このままでは会社に迷惑をかけることになると考え、熊本社長に5月10日をもって退職する意向を伝えました。
今後は、池守と葛西が本釣り場を発展させ、お客様に益々喜んでいただける釣り場にしてくれることを期待しております。
私自身は再度皆様の前から身を引く形になりますが、皆様の釣りライフが充実したものになりますことを陰ながら願っております。
40年余りもの長きにわたりまして私の人生に関わってくださった多くのお客様に衷心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
増井一也